| ■ EBPassでのセミナー内容の変遷 ■
EBPass, Inc.が、日本から訪問されたメディア、IT関連視察団、研究グループ、個人の方々を対象にセミナーを開くようになったのは1996年、ちょうどインターネットの勃興期でした。弊社の入居する55Broad
Stのビルディングが、ニューヨーク・シティのてこ入れによって、当時ではまだ珍しかった高速度インターネット通信やプラグ・インでコンピューター機器を使用できる環境を市価より安く提供し、隆盛の端緒についたドット・コム企業の若い起業家達をおおいにバックアップしていました。この時期にお迎えしたセミナーの参加者の方々には、当ビルの施設見学だけでなく、こうした新興の企業訪問などの機会を多く設けました。
その後、1997年頃から1999年頃にかけては、当ビルも含まれるニューヨークのダウンタウン・ファイナンシャル・ディストリクトの一角から、ミッドタウン41丁目に至るエリアまでが、西のシリコン・バレー
(Silicon Valley) に対し、東のシリコン・アレー(Silicon Alley)と呼ばれ、ITによる街おこしの一例として、大きく取り上げられるようになりました。もともと、ニューヨークは金融をはじめとしたビジネスの街である上、各種のメディアの集積地でもあります。そういったメディアのコンテンツの発信を手がける企業などのインキュベーションを中心に、官民共同体による新規IT事業など、シリコン・アレーはこの時期、予想をはるかに越える増殖ぶりを見せました。この時期にお迎えした方々からは、こうしたITによる街おこしについて話すよう、リクエストを多くいただきました。
また、この頃はインターネットを利用したeコマースがまさに「爆発」的に発展・浸透した時期でもありました。新興の消費者向け(B2C)のコマース・サイトのみならず、店舗を所有する、従来型の伝統企業もこぞってネット・ビジネスに参入しました。また、企業間取引(B2B)においても、インターネットの利用が進み、多くの斬新なビジネスモデルが生まれたのもこの時期でした。こうしたeビジネスの興隆は、当地ニューヨークでは、シリコン・アレーの発展と不可分であり、この期のセミナーでは、ニューヨークならではの視点から、eビジネスの現況についてお話させていただきました。
その後、2000年3月にはドット・コム企業の多くが株式公開しているナスダックの平均株価が下落するなど、ニューヨークだけでなく、米国全体でIT業界の行方が不透明になってきました。その後、2001年に入っても、IT業界にかつてのような牽引力は戻らず、メディアなどでも悲観的な論調で語られることが多くなってきました。しかし、そういった中でも、独自の活路をネット・ビジネスに見出す企業も多くあり、現地にいるからこそ実感できる、不況時の企業の経営努力やビジネス・モデルなどについて、セミナーで取り上げました。
2001年9月には、弊社ビルから徒歩10分という至近距離で、ワールド・トレード・センター(世界貿易ビル)が同時多発テロに襲われました。その後のセミナーはすべてキャンセルすることとなり、本年2002年6月に、テロ後はじめてのお客様をお迎えいたしました。
今後も、これまでの蓄積の上に立って、できるだけ多くの方々のリクエストにお答えし、米国発ならではの視点にたったセミナーをご提供していきたいと思います。これまでのセミナーについてのご質問、また、今後米国への視察などをお考えでしたら、ITコンシェルジェページより、お問い合わせ下さい。
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